勝ってくるぞと勇ましく
誓って家を出たからは
病を治さず戻れるか
過去一長い記事になってしまった。
ただでさえ長いって言われているのに。
前回のような生々しい痛みの表現は抑えて、今回は普通に書きますけどね。
今月2回目の入院、手術をして昨日退院してきました。
もうね、前回と全く同じメニューなので痛いのわかってるから入院前日から憂鬱ですよ。
また痛みと暇と闘わなければならぬ、と。
1回目の経験があるから、まあ次は前より大丈夫だろなんてポジティブシンキングはできません。
また同じ苦痛を受けなければいけないのかと、ただそれだけです。
1番危惧していたのは尿道カテーテル。
全身麻酔の後、自力排尿できない場合があるから尿道に管を入れて自然排尿をさせるものです。
麻酔から覚めてくると体も動かせないくらい痛いし、カテーテルを抜く時もバチクソ痛い。
大体手術が終わるのが11時半。
そこから前回と同じであれば、その日の晩まではカテーテルに頼らなければいけないのです。
戦間期の2週間、ずっとカテーテルなんとかならないかなーと考えていました。
入院経験のある友人達にLINEで聞いてみます。
友人の1人は、「やっぱりカテーテルが1番嫌だよな。俺も入院した時あれが1番最悪だった。わかるわ…頑張れ」と同情の声は貰えましたが、回避は出来ていなかった模様。
うーむ、やはり必須事項なのか…
すると、また他の友人から1通のLINEが届きます。
「僕は、尿道カテーテルやりたくなさすぎて僕の場合はおむつしました」
なんと!
そういう選択肢もあるのか…
彼は以前、バイク事故で顔の下半分を大工事する大怪我をしました。
あと少し間違っていれば、即死か障害者コースだったようです。
そんな死線を潜り抜けた彼でさえ、手術前に尿道カテーテルを避ける選択を選んだ程です。どれだけ嫌なものかわかったでしょ。
それにしても、なるほど自発的お漏らしか…
しかしそれでカテーテルがいらないのであれば、背に腹はかえられぬ。
恥じてる場合ではない!
どうせ手術の時はおむつするんだし。
ダメ元でカテーテル無しでと主治医に頼んでみるかと決めました。
【1日目】
前回同様、手術前日に入院しました。
病室に荷物を運び、一緒に来てくれた両親と妻と別れます。
前回より少しランクアップした病室です。
前回は入院部屋使用料無料の4人部屋。
今回は入院部屋使用料1日3,000円程の4人部屋。
どんな特典がついたかというと、冷蔵庫とテレビ付き。そしてベッドの高さや頭や足の位置もリモコンで自分で操作できます。
ただテレビ一回も見なかったし正直なところ3,000円出してまでの恩恵を受けられたかというと微妙…
もっと長期間入院する場合なら良いのかも知れないですけど。
荷物の整理や着替えをしたら術前レントゲンを撮り、入浴。
前回と全く同じ流れです。
今回は担当看護師さんも当たり。
今回『は』
ベテランさん(なんとかリーダーとかいうそこそこ偉い人)で、明るくテキパキしてて表情も豊かです。
流行りの言い方すると、前回は1人ハズレの看護士ガチャをひいてしまいました。
別に、『お客様患者様は神様だ』みたいに偉ぶるつもりは全く無いんですけど、このような仕事の方達って無表情、無愛想であったりだとかプライバシーを突っつき回すような質問をして患者のナースコールをためらうような気持ちにさせてはいけないと思うんですよ。
実際、「うわこのボタン押したら、あいつくるのか~でも尿瓶変えてもらわなきゃな。でも呼びたくねえなあ。」という気持ちに何度なった事か。
前の職場で話しかけにくかった上司がいるんですけど、話しかける為に機嫌やタイミングを常に見計うのと全く同じな疲れ、遠慮が生じてしまいました。これは良くない。
僕の両親に対して、手術後の連絡を取る流れ等のミスインフォしていたし。
痛み止めを持ってきてと言ってもなかなか来ず、30分後もう一度言ったら慌てて持ってきたり、何度も間違えて違う患者のカーテンを開けたり、カーテン越しに他の患者との会話を聞いていてもやっぱり冷たい印象を受けます。っていうか言葉の端々にトゲがある感じ。
前回はそんな残念なドブスメガネ看護師をひいてしまい、少し不信感を抱いています。
しかも、運悪く1回の入院生活でドブスメガネの担当が2ターンまわってくるという地獄。
前回の【第二次穿刺会戦】、【第三次穿刺会戦】、【第四次穿刺会戦】の戦犯は全部この女です。
とどめは
「仕事何やってるんですか?」
「音楽関係っす」
「え、稼ぎ少なそう」
こいつクレーム対象決定ですわ。
重々承知でだからそれ以外にも色々やって必死に生きとるんじゃボケ。
元気なら血尿入りの尿瓶投げつけていたかもしれない。
フランクに話そうと試みたのかなんなのか知らねーけどさすがにこのドブスメガネをこのままみすみす見過ごすわけにはいかねえ。
今回入院する時、やんわりと前回こんな事があったんです~とベテランさんに伝えたら師長さんまで出てきて平謝りでした。
ベテランさんにドブスメガネの名前を伝えたところ「あ…あ~…あー。ええ。」といった反応でドブスメガネには度々同じようなクレームが入っているんじゃねえのかと察しがつきます。
他の看護師さんが皆MVPクラスの対応、好印象だっただけに余計に悪い意味で記憶に残っています。
まあ看護士も人間だから色々いますよね~。ではちょっと片付けられないレベルの対応がありました。
ホントあの女だけはもう一度研修から、いや看護学校から、いや看護師を志す前からやり直した方がいい。
ドブスメガネの愚痴はこれくらいにして…
基本的に入院中は日勤と夜勤の看護師さんが患者の担当をします。
つまり患者からすると1日2人の看護師と交流があるわけです。
前回と同じ病棟に入院するので、前にお世話になった人で今回も担当になってくれた人もいます。
ドブスメガネだけは担当になるなと願っていたんですが、今回は1度も顔を見る事はありませんでした。
2回の入院生活で、あれ1人を除いては本当に皆様良くして下さって、とても快適な入院生活を送ることが出来ました。
そして、夕方に主治医の回診があります。
ここで明日の手術でカテーテルを使わない交渉を始めます。
「ぴあかなさん、体調どう?あと少しだから頑張ろうね。」
「宜しくお願いします」
「何かわからない事とか困ったこと無い?」
「あの…カテーテルってどうしてもやらないといけないんですか?」
「あ~全身麻酔だからね~。やっぱりした方がいいかな~と思うのよ」
「前回の入院生活でそれが1番苦痛だったんで、どうにかしないで済むなんて選択肢はないいですか?」
「ん~~。。。そんなにか。よしっ!そしたら無しでやってみよう!」
「マジッすか!?」
「そのかわり、自力排尿できなかったら意識がある時に細い管を入れる事になるかも知れないから覚悟してね。」
言ってみるもんです。
釘は刺されましたが、まず1番の喫緊の課題であったカテーテル問題を回避する事ができそうで、一安心。
この掛けが吉と出るか凶と出るか。
なんとか自力排尿頑張れ!頑張るんだ僕のち○ち○!!
そして明日の手術に備えて夕食を食べたらそこから絶食。
今まで大して美味くもない病院食が殆どでしたが、初めてアタリがでました。
なんか良くわかりませんが魚のフライです。
美味しかった。
これならうちの食卓に出てきても嬉しい。
まるでカテーテル回避を祝ってくれているようだ。
量は相変わらず少なかったけど…
【2日目】
朝、担当の看護師に起こされて目が覚めました。
この時の担当は、前回も担当にあたった感じの良いメガネ石坂ちゃんです。
2度の入院生活で最優秀MVP賞なんじゃないかっていうくらい良い子です。
良く通る特徴的なアニメ声で、明るくフランクに嫌味無く話をしてくれるので好感度は上々です。一気に安心します。
9時から手術なので手術衣に着替え、色々と手伝ってくれました。
そして前回と違ったのが、病室で点滴を刺してから手術室に行くという事。
前回は手術直前のオペ室での穿刺。
どこぞのドブスメガネみたいに何度も失敗しないで一発で頼むぜ元気な石坂ちゃん!
「あれれー?血管ないですねー!」
ポジティブに言うなよポジティブに。
「ここかな?ここに1回刺してみますね!」
どこかに実験的なニュアンスを含める言い回しをされます。
ちょっとちょっと石坂ちゃん。刺すのは1回でしょ?
ちなみに採血用の注射針とは違い、点滴用の注射針はかなり太い。
どっちの針も痛い事に違いは無いんですが、やはり太い方が痛いから本当に1発で決めてもらいたいものです。
「ちょっとちくっとしますねー!」
左腕に鋭い痛み。
全然ちょっとじゃない。
何度やられても本当に慣れないし、痛い。
「あれー!?だめかなぁ!?」
石坂ちゃん元気なのは良いんですけど、ちょっとテンション違う。
「ごめんなさい~!先輩呼んできます~!!」
どっか行っちゃった。
また一発打たれ損ですよ。
でも石坂ちゃんだから許す。
なんたって他がMVP級の神対応っ子だから、
それにしてもそんなに僕って注射しにくい人種なんですかね。
もはや血管の成り立ちに欠陥が生じてるとしか思えない。
これが言いたかった。
それで、石坂ちゃんが先輩を呼んできたんですね。
もう一度さっき打たれた左腕のそばにもう一度穿刺します。
今度は上手くいった模様。
ようやく点滴がスタートします。
石坂ちゃんは僕に両手を合わせ
「ごめんなさい!ごめんなさい!2回も針刺す事になっちゃってごめんなさい!」とペコペコ。
誠意も十分に伝わるし、何より感じの良いメガネちゃんなので気にしません。
やっぱり愛嬌って大事ですよね。
そしてオペ室前で姓名生年月日及び施術内容の確認をします。
前回と同じチームが担当するので今回は僕も周りも含め緊張感は低め。
「またようこそ」みたいなアットホームな雰囲気になってたし。
しかしいざオペ室に入って手術台に寝ると多少は緊張するものです。
「やっぱ何度来ても慣れるものじゃないでしょー!」ともう顔馴染みになった看護師に言われます。その通り。
手術開始時刻は9時10分。
全身麻酔が徐々に投与されていきます。
仰向けなので天井を眺めているんですが、視界がぐにゃぐにゃに。
この動画を見た後の視界と同じような感じになります。
視界が揺れてきたら、すぐに落ちます。
体感にしてはほんのわずか。
11時前に目が覚めます。
今回も手術は無事に成功。
目が覚めて朧気な意識の中、最初に確認したのはカテーテルが入っているかいないかの確認でした。
自分で股間周りをもそもそ弄りだしてるもんだから、それを見た看護師が「ご要望通りカテーテル入っていませんよ」と笑いながら教えてくれました。
これでカテーテルの痛みは回避できた!
安堵に胸を撫で下ろすことが出来たのです。
そしたら急に胸辺りが痒くなってきてボリボリ掻き始めます。
麻酔の副作用か緊張から解放されて急に暖かくなり痒くなったのか知りませんけど「傷になっちゃうよ!」と看護師に注意されるくらい。
意識が冷めたばかりであまり覚えていないんですけど、どんだけカテーテル心配してたんだ。
そのかゆみもすぐに治まり、元の病室に寝たまま戻されます。
11時20分頃には自分で家族に連絡を送れるくらいには回復しました。
ベッドで体を起こす事も出来て、カテーテルもないので点滴針にさえ注意すれば体を横にする事も出来ます。
このままいけば前回より相当軽い負担でいけるんじゃね?と期待します。
そして13時過ぎ。
尿意も出てきたので尿瓶に初放尿を試みます。
これが出来るか出来ないかによって、意識ある状態でカテーテルを入れなくてはなりません。
意を決して排尿!
……痛い…
あれ?痛いけど前回ほどじゃない…
ちゃんと排尿も出来ている。
ママ!ぼくひとりでちっちできたよ!!
僕の賭けは成功でした。
カテーテルなんて最初からいらなかったんや。
15時過ぎに2回目の排尿もしましたが、問題なく快復しているようです。
普段、YouTubeやブログの更新通知以外は殆どX(旧Twitter)に投稿なんてしないのですが、カテーテル無しの経過良好が嬉しすぎてつい『激痛回避』というのを出してしました。
気持ちに若干の余裕が出てくると次は空腹を感じるようになってきました。
しかし、手術当日は何も食べられないのが辛いところ。
明日の朝食までは我慢しなくてはいけません。
スマホに入っている今までの飯写真を見て我慢。
まあそういう事が考えられる程、体力的にもメンタル的にも余裕があったという事でしょうか。
前回はカテーテルの痛さでそもそも殆どスマホどころではありませんでしたから。
この日の夜勤担当看護師は、コロコロまんまるメガネちゃんです。
初めて見る人でしたが、彼女も感じ良く接してくれる人で悪い印象は全くありません。
良かった良かった。
夕方に主治医の回診があり、手術及びその後の経過は良好だと伝えられました。
明日一日ゆっくり休めば明後日に予定通り退院できるそうです。
とにかく腹が減った。
断食して25~6時間経過。
起きていても空腹を感じるだけだし、やる事も特にないのでもう寝てしまおう。
コロコロまんまるメガネちゃんに検温と血圧を測ってもらい、おやすみなさい。
消灯時間も過ぎ、スマホで適当なBGMをイヤホンで聞きながら目を閉じます。
……
…
「ぐおぉぉ!」
……
…
「っっっっっっかはぁ!!」
隣のじじいのいびきです。
イヤホンから流れるBGMを完全に貫通して僕の耳に入ってきます。
吐血でもしてんじゃねーのってくらいの大音量。
カーテン越しに聞こえてくる看護師とじいさんの普段の会話から、物腰が柔らかい話し方で、顔は見えないけど良い人だというのは凄い伝わってきていました。
そのじいさんの普段の声は平泉成の声を更に100倍くらい擦れさせた蚊の鳴くような声です。
かなり耳を澄ませないと聞き取れないレベル。
80を過ぎているようでしかも入院しているから、声が小さいのは仕方ないんですが何だこのいびきは。
昼間のか細い声はどこにいった。
看護師が話しかける声よりでけえじゃね。
これは眠れない。
いびきに慣れるのと本格的に睡魔に襲われて無意識に眠るまでに1時間以上掛かりました。
1日3,000円払っている病室が前回のタダ部屋より環境悪いってどういうことやねん。
【3日目】
深夜、上の写真の測定具がピーーとなりその音で目が覚めました。
モニタの緑の数字の部分、心音?脈拍のところが0になっていたので「あれ。俺死んだか?」と思ったんですが、全く大丈夫そう。
寝ている間になんか僕の体に貼り付けていた測定具が体から外れて測定不能になっていたようです。
せっかく寝付けたのに…
ついでに尿瓶の交換の為にコロコロまんまるメガネちゃんを呼ぶと、「もう取っちゃいましょうか。大丈夫そうなんで。」との事。
しかし夜勤の看護師さんって大変だよなー。
夜も些細な事で患者に呼ばれて。
親戚や友人にも看護師がいますが、特に夜勤なんて大変だと思います。
全く頭が下がります。
隣のじいさんがおとなしかったので次はすぐ眠れました。
朝7時、コロコロまんまるメガネちゃんが採血に訪れました。
ここで僕は身構えます。
何故かというと、前回このタイミングでドブスメガネが何度も採血をやり直しやがったからです。カテーテルを除けば術後に1番痛い思いをした場面。
しかし、コロコロまんまるメガネちゃんは僕の右腕を見るやいなやすぐに血管の場所を見つけ狙いを定めました。
痛え…
結果は1発で成功。
コロコロまんまるメガネちゃんすげえ。
そしてマジでなんだったんだあのドブスメガネ。
朝8時、37時間ぶりに食事が出てきました。
味の薄い味噌汁、味の薄いコールスローもどき、得体の知らない煮物、どれをとってみてもお世辞にも美味しいと言えるものではありません。
ですがしっかり完食することが出来ました。
胃腸は正常に動き始めてきているという事でしょう。
白米が1番美味しかった。
この断食に対してなんの感動も与えてくれない病院食。さすが。
お膳を下げに来てくれた看護師さん。
高橋さんっていうんですけど、前回手術後の担当になってくれた看護師さんです。
石坂ちゃんと並んで入院生活においての最優秀MVP賞の1人。
実は、前回カテーテル期間を担当してくれていたのはこの高橋さんで、僕が痛みに苦しんでいたのを相当覚えていたようです。
「ぴあかなさんこないだ入院した時に私担当しましたよ。覚えてますか?」
そりゃあカテーテルが痛いだの早く除去して欲しいだの痛み止めくれだの色々言って、更にカテーテルを抜いてくれた人だからそう易々と忘れません。
この人も神対応レベルに感じが良くてこっちも友人感覚でフランクに話せてしまうくらい。今回も気さくに話しかけてきてくれます。
「覚えてますよーカテーテルの時はお世話になりました。」
「聞いたんですけど、今回カテーテルしなかったんですって!?」
「あーもう。前回ので懲りて。ダメ元で先生に頼んでみてね。」
「だだこねた!?」
「うん、こねたかもね」
「言ってみるもんですねー!私カテーテル無しで手術した人初めて見ました!」
「お初にお目にかかれて光栄です。」
こんな感じのやり取りでした。
なんかもっとカテーテルを拒否しそうな人ってたくさんいるはずなのに。
なんか意外。
前回も今回も手術時間がそんなに長くない事から叶った願いなのかも知れませんね。
全身麻酔をしてから2時間程で目を覚まし、すぐに病室に帰るという流れだからこそカテーテル無しの要望が通ったのだと思います。
3年前に受けた脳神経外科の手術は、頭の骨を削った上で頭の神経を治療する大規模な手術でした。
それ故に手術時間は約5時間に及び、手術が終わった後も病室にはすぐに帰れず所謂ICUと呼ばれる集中治療室で一晩を過ごしました。
こうなってくるともはやカテーテルは必須事項になってくるんでしょうね。
その時の話はいずれ詳しく書きたいと思います。
話は逸れましたが…
今回も案の定、前回と同じく手術の翌日は37℃半ばまで体温が上がりましたが、その割には元気です。
前回よりも、排尿時の痛みが引くのが早く血尿も薄くなっています。
煩わしかった左腕の点滴も取れてやっとうつ伏せでゴロゴロする事も出来るようになりました。
午後は両親が少し見舞いに来てくれて、明日退院できそうだと伝えます。
まだ膀胱から左側の腎臓にかけて1本ステント(医療器具)が入った状態なので痛み止めとかが必要な日常生活が続きそうですが、今回の手術で右側の腎臓にかけてのステントが抜けたので少し体の負担が減ったように感じます。
夕方の回診で主治医と話したところ
残ったステントは1月の経過観察で抜くそうです。
麻酔無しで。
絶対痛いやつやん…
これはまた覚悟しなくてはいけない…
ただし主治医曰く、最初の手術みたいな感じではないから!
痛くないようにするから!と言っていました。
今回の一連の治療の中で11月の初回手術が最も痛かったですからね。
本当にそれ級のレベルの痛みは止めてほしいものです。
この日は順調に回復してもう明日の退院が待ち遠しいです。
消灯時間を迎えた時、カーテンの隣からあのじいさんが看護師を呼んでいました。
じいさんはか細い声で
「……眠剤もらえませんか?…昨日酷く寝付きが悪くて…」
嘘つけコラ!消灯して早々散々爆音いびきをばら撒いていたくせに!
眠剤を処方してもらったのかは知りませんけど、この日のじいさんはかなり静かでした。
おかげでこちらも熟睡です。
良かった良かった。
【4日目】
予定通りの退院です。
朝起きて、よくわけのわからん朝食を食べて帰る準備をします。
朝に主治医と話して、次回の外来の手続き。退院薬をもらいます。
10時前には父と妻が迎えに来てくれて退院手続きをしてようやく退院です。
いやーーーホント前回より楽だった。
カテーテルが無かった事、ドブスメガネに遭遇しなかった事、どこを切り取っても前回より高得点です。
とりあえずあと1回痛みに耐えれば今回の一連の治療に終止符を打つことが出来そうです。
あと1回、あと1回。
その後のことはその後考えましょ。