Piakanaの日記

音大ピアノ科卒。クラシック、ポップス、ジャズさまざま弾いています。音楽の事、日常の事など不定期投稿していきます。YouTubeに動画投稿していますのでリンク欄からご覧下さい。

闘病と安静

先日のブログから少し日が空きました。

あのあと病院に行ったんです。

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大病院で紹介状のみの予約なし診察という事で軽く2時間以上待ちました。

朝9時頃に病院に到着。

最初の診察&検査が始まったのが11時半。

おかげさまでブログの下書きストックはいくつか出来ました。

それでもなお有り余る待ち時間。

さすがに昼には診察も検査も終わるだろうから、帰りは久しぶりに降りる駅で何を食べようかなとか悠長な事を考えていたんです。

あそこのラーメン屋数年ぶりに行こうかなーとか、こないだ駅の近くの洋食屋、アド街ック天国で紹介されていたよなーとか。どうしようかなー。と、

この先に待ち構える恐怖は露知らず。

 

ようやく11時半に最初の診察です。

10年程前に同じ病気でお世話になっている女医さんに診察してもらいます。

最近の尿路結石の状況を紹介状の内容を合わせて伝えていくと、やや深刻な表情に。

 

「とりあえずレントゲンとCTを撮ってきてください」

 

まあこれくらいはやると思っていました。それより「採血ないんか!注射しなくていいんだ助かったああああああああああああああ!」と心の中で喜んでいたくらい。

今まで通り、レントゲンとCTを撮って再度診察受けて、薬かなんかもらって帰るのかと思っていました。

そして13時頃、再度診療室に呼ばれました。

 

「いやこれあかん。腎不全一歩手前。もう今日手術。」

 

頭の中が真っ白になりました。注射どころじゃねえ。

 

「15時オペ室開けられるかな?ちょっと確認するわ。もう今日やっちゃおう。これ」

 

あわわわわわわわわわわどうしようどうしよう自分の知らないところでどんどん話が進んでいってる。

 

「両腎臓のそばに石が溜まっちゃって腎臓が正常に機能できなくなってます。今日はまず腎臓を保護する手術をします。」

 

あまりに唐突な事で、この人何言ってるんだ状態です。

元カノに何の前触れも無く別れを告げられた時のショックに似てた。あいつめ。

 

「若いから今日のは日帰りで大丈夫かな。その後腎臓を片方ずつ2回に分けて手術をしていきましょう。たぶん生まれつき尿管狭窄なんだね。だから石が出来やすい。狭窄部分も何らかの形で治療しましょう。日程は後日ご家族とも相談して決めていこうね。」

 

あれ?ぼくの今日のオヒルゴハンハドウナルノ。

 

「じゃあ手術に向けて採血と点滴してきてください」

 

ア、結局ソレハヤルノネ。

 

処置室に行く途中で、半ば放心状態で両親に電話しました。

そしたら直ぐに駆けつけてくれる事に。ありがたし。

妻は仕事だったので、携帯にメッセージだけ入れておく事に。

 

処置室に着いてからは大嫌いな注射です。

どれくらい嫌いかというと、コロナのワクチンを打つ際、前日からギャーギャー言うくらい。

モデルナだろうがファイザーだろうが副作用とかそんなのどうでもいいから針を刺される瞬間が一番無理。

妻とワクチン接種をしに行った際、妻は接種後「これから副作用とか出たら嫌だな」と元気が無くなっていったのに対して、僕は「注射終わったああああああああ好きなもの食べに行く!カレー!カレー!注射頑張ったからカレー!」とテンションが爆上がりする程。

そんな僕ですが、この日の注射は恐怖に慄いている余裕すらありませんでした。

 

処置室では、血圧やら酸素濃度やら心電図を測ります。

勿論こんな状況で正常な数値が出るはずがありません。

僕は普段血圧が低めなんですが、緊張からか上170という高血圧症患者もびっくりな新記録を打ち立てて看護師から心配される始末。

酸素濃度においては手汗で機械が指を感知してくれず数字すら出ない有様。

きっと心電図の数値もバグってるレベルだったと思います。

そして何より手足の末端が死体のように冷たくなっています。

 

処置が終わり、点滴をしながらまた診療室前に戻ってくると両親が来てくれました。

両親と一緒にもう一度先生の話を聞いてオペ室へ。

日帰りオペと行っても親知らずの抜歯とは訳が違います。

しっかり手術を受ける人の格好になりいよいよ本格的に笑えねーぜな状況に。

いや自分写真撮っとる余裕あるやん! という野暮なツッコミは無し。

これは今後のネタになる!というサービス精神は忘れません。

 

手術内容としては、あまりにも生々しいので多少割愛させて頂きますが、内視鏡やらステントという棒(?)を尿管から挿入していくというもの。

それを少量の痛み止めを塗った状態だけでやるのだからたまったもんじゃ無い。

書いてるだけで痛いや。

読んでるだけで痛くなるでしょう?ぬふふ

 

感想としては、今まで受けてきた医療行為の中で1番痛かったです。

何故これが全身麻酔をしないで行われるのか。最大の謎。

中世ヨーロッパの拷問かと思いました。

 

この日帰り手術から1週間が経過しますが、自宅で引きこもりの生活です。

手術の翌日、翌々日は家の中での移動もきつかったくらい。

心配してここでも両親が見舞いに来てくれました。

ここ2,3日はステントが体内に入っているので常時痛みや違和感があるのですが、大分良くなりました。

それでもまだ痛み止めが必要になるほどの脇腹の激痛に襲われることがあるので安静にしています。

ようやく在宅ワークやらピアノやらブログやら出来るくらいに回復してきました。

本当はもっとピアノを弾いて動画も出したいんですが、まだまだ歯痒い思いをする期間が続きそうです。

 

12月と1月には入院+手術(結石を取る手術+狭窄部分改善)をする事が決まっていますので、それが終わってからの本格始動になるかなと思います。

それらの手術は全身麻酔なので今回のような術中の痛みは無いでしょう。問題は術後なんだけどなあ。

 

3年前にも別の病気で後頭部を切る手術をしたんですけど、全身麻酔って怖い。

過去2回、絶対寝ないぜ!とか思って臨んだんですけど、多分10秒もかからずK.Oです。

痛み無く死ぬ時ってこんな感じなんだろうなー、もし目が覚めなかったらどうしよう、とか考えると結構怖いです。

 

幸いにも今は治療に専念しやすい環境にあるので、あらゆる事を無理をせずのびのびとやっていこうと思います。