やっぱり30も半ばを迎えようとすると体の色んなところにガタが出てくるもんなんですかね。
いや、そうじゃなくても僕の場合は異常に通院の頻度が高いと思いますけど。
先日もまた思わぬ所で医療費が吹っ飛びました。
たまたま実家に行く機会があったのでコンビニで昼食を買って行ったんですね。
そこで買った焼きうどんか実家に置いてあったお菓子を食べた時かなんか知りませんが、いやに口の中がザラつくんですよ。
恰も、砂抜きが出来ていなかったアサリを口の中で噛んでしまった時のようでした。
「ほう。最近は、コンビニ商品競争も激しいから、似たような商品が並ぶ中、他との差別化を図る為にこんな斬新な食感を盛り込むんだな。なるほどなるほど」とアホの子のような感心をするところでしたが、どうもそんなちょっとした食感をアクセントとかいうレベルじゃない。
もはや異物混入レベルです。
「あれか、ちょっと前にあった『じゃがりこ』への爪楊枝混入的なイタズラされた商品を引き当てちまったか」、とか思って企業や店舗との全面戦争も辞さない覚悟でしたが、なんか違和感がある。
この違和感はなんだ。どこからだ。と思っていたら、それは僕の口腔内でした。
その正体はこれ。
前歯欠けた。
口の中でジャリジャリしていた砂のようなものは、紛れもなく僕の前歯だったのです。
やはり出っ歯だから風雨に晒される宿命だったのか、我が前歯よ。
5~6年前にも、ピアノの本番前にケータリングで出された煎餅を食った時、同じ所欠けてるんですよね。
別に痛いとかしみたりとかは全くなかったんですけど、早めに処置をしないと欠けたところから更に欠けたりするって言いますし、とにかく前歯の舌触りが気持ち悪い。
早速、以前親知らずを抜いた歯医者を予約して処置を施してもらいました。
親知らずの抜歯以外にも、歯のクリーニングや知覚過敏で年に数回お世話になっている我が家から徒歩数分の所にある歯科クリニック。
いつも凄く穏やかな口調でとても優しそうな先生。
「あらあら、前歯が欠けてしまったんですね~」といつものゆる~い感じで診察が始まります。
「ここの前歯は摩耗しやすく欠けたりする事も多いんですよ。また、ぴあかなさんの場合、歯というか骨格やかみ合わせの都合上より欠けやすいかもしれませんねー」
遠回しに「珍しくはない事だけど、出っ歯の宿命だから受け入れろよ」と、聞こえたのは僕だけでしょうか。
その後は何か、前歯を削ったり詰め物を入れたり。
全く痛くはなかったので問題ないのですが、歯医者は音がどうしても嫌いでね。
今回はなかったですが、あの歯石を取るキンキンする音が本当に嫌い。
今回はキンキン音はありませんでしたが、削る振動が直接頭蓋骨にまで響いてくるのでうるさい。
でも、お陰様で前歯が復活しました。
前歯と関係ないですけど、街の歯医者というのは全国にあるコンビニの店舗数より多いんだそうです。
確かに歯医者というのは、駅前に何軒もありますし、駅から離れた住宅街なんかにも多い印象を受けます。
正直首都圏に住んでいれば探すのには困らないレベルです。
それもそのはずでした。
調べてみると、昨年度末に厚労省が発表した統計情報によると全国にあるコンビニ件数が『55,620軒』。
それに対して、全国にある歯医者の数は『68,500軒』。
こんなに多いと廃業してしまうクリニックもあります。
ついこの間、我が家から最も近い歯医者が潰れました。
そしたら空いた所に、テナント募集もする間もなく居抜きで新しい歯医者が開院しました。
なんか『新規開院内覧会!抽選会&スーパーボールすくい開催中!』とか、集客目指して必死です。
なるほど、歯医者業界も生き残り競争が激しいんだなと感じました。
まあ僕は結構ガチで楽しそうだから、この歯医者にはかからないだろうとわかっていてもスーパーボールすくいを挑戦しに行こうかと思いましたが、妻に「恥ずかしいからやめて。」と、割と本気で止められたので諦めました。
ご近所さんの友人A君も一緒に行かないかと声をかけましたが「お前それガキ用だろ。30半ばの180cmあるおっさん2人が行ったら浮くぞ」と言われ、泣く泣く諦めました。
童心を忘れてはいけないのに。
2人の意見に僕は完敗です。
敗者です。
歯医者だけに。
当ブログを読んで、面白いと感じて頂けたら高評価やコメントを頂けると励みになります。
また、YouTubeのPiakana Channelへの高評価、コメント、チャンネル登録もお願い致します。
記事の下にはサポート(投げ銭)機能もございますので、何卒、応援を宜しくお願い致します。