学生時代シリーズ第5弾でございます。
1つの本番で小曲を幾つか弾いているのですが、それを編集して1曲ずつ小出しにしていけば弾数が増える事に気づきましたので、その戦法でYouTubeに出していきます。
なので今回の投稿を含めるとあと4つ!
今回もロシアの作曲家、A.スクリャービン(1872~1915)の『12の練習曲』から。
前回の投稿動画(第11番)に引き続き第12番です。
同じ本番で弾いたやつですね。
割と有名な曲なのかな?とは思います。
オクターブ移動と跳躍の激しい曲なので、手が大きい人じゃないと弾くのは難しいかも。
僕の演奏、スクリャービンはこれでおしまい。
スクリャービンについては、過去のブログ記事で取り上げているのでご覧下さい。
↓↓
前回投稿の『第11番』とは打って変わって激しい曲調です。
この曲もショパンにかなり近い印象を受けます。
ショパンもこんなオクターブ移動の激しい曲多いですしね。
ショパンの練習曲や前奏曲に紛れていてもおかしくない…そんな曲です。
また、今回はちょっと【練習曲】というものに触れておきます。
【練習曲】というと、まず思い浮かべるのはツェルニー。
ピアノをちょっとやったことあるよーって人なら必ず耳にしたことのある名前だと思います。
彼の作品はピアノ技術習得のためには重要ですが、少し無機質で退屈な物というイメージがあるかも知れません。
あれを演奏会とかで弾いている人は殆ど見ません。
正直演奏会でやるにはどうなの?っていう感じの曲ばかりです。
そんな華やかな舞台で日の目を浴びる事が少なかった【練習曲】ですが、それを演奏会に出せるジャンルにまで昇華させたのが、ショパンやリストといったロマン派の作曲家達です。
ショパンは『練習曲Op.10』『練習曲Op25』、リストは『超絶技巧練習曲』においてそれまで単調だった【練習曲】に代わり、演奏会でも用いる事が出来る『演奏会用練習曲』を確立しました。
先人に続け、という事でロマン派以降の作曲家達もショパンやリストと同じような【練習曲】を作っていったというわけです。
今回のスクリャービンの【練習曲】も正にその流れの中で生まれたものであり、練習曲と言えどもその音楽的内容は非常に充実しています。
その点も抑えながら聴いて頂ければ面白いかなと思います。
あら。まともな締め。
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