会わない日は作ってしまうのに、会えない日は妙に相手のことを考えてしまうもの。
中高生の恋愛ってこんな甘酸っぱい、そして今思えば少し面倒くさかったように記憶の遙か彼方にございます。
学生時代、僕は男友達との付き合いを優先して当時付き合っていたカノジョを蔑ろにし、それが引き金となって喧嘩をした事が何度もあります。
よくあるパターンですね。
あと、音大あるあるなんですけど。
どうしても女子学生の方が人口比率的に多いんですよね。
だから僕みたいな陰キャでも、必然的に女友達が多くなってしまう。
音大の中でカノジョを作ると、カノジョが僕の女友達に嫉妬してしまうパターンもあります。
これは中々、一般に理解されにくいことなんですが別にやましい関係はなくても女友達と飲みに行ったりするんですよ。
うん。多分やましくはない。
しかし、お付き合いしている年頃のカノジョはその事に怒り狂ってしまう事もしばしば。
事前に断りは入れてるのに参っちゃうよね。
挙げ句の果てに後日「私もそのサナとかいう女友達と飲んだ同じ店に連れてって!」だのだだをこね始めたりする始末。
「うるせえ!だだこねんな!ダダみたいな髪型しやがって!」
と、ヒートアップした僕も反撃して着実に火に油を注いでいきます。
しばらく口きいてもらえませんでしたね。
今思えばお互い若かったんでしょうね。
上に書いたのは、とあるカノジョとの喧嘩経験の一例ですが、
最終的に僕は、いつも魔法の言葉「うるせえバカ!」の一言で丸く収め円満解決していたんです。
伝家の宝刀「うるせえバカ!」
この一言でさっきまでの喧嘩があら不思議。
一瞬でお互い静かになります。
それが聞いて下さいよ。
円満解決していたんじゃなくて、どうやら円満解決していたつもりになっていただけのようなんですよ。
「うるせえバカ!」は魔法の言葉なんかではなく、ただ単に自分を正当化させる(ごり押し)自己暗示の言葉でした。
仲直りをしたと思っていた僕ですが、実は「うるせえバカ!」を使う度にカノジョのフラストレーションはどんどん溜まっていってたんだそうです。へぇ…
毎度毎度別れ話の時にその事に気づかされるんですけど、いつももうあとの祭り。
喧嘩中そこを指摘されても「まあいいや~」と、鼻くそほじりながら聞き流していたツケが回ってきます。
でも、正直今もあまり変わってな
なんでいきなりこんな恋愛回想を始めたかというと。
最近のブログで軽く触れていますが、現在我が家のピアノを大規模メンテ中です。
20年程調律のみで耐え凌いでもらっていましたが、さすがにガタが来ているという事で、ちょっと値段はお高いですが尿管結石手術の保険金で直します。
調律師に鍵盤部分を引き渡し、工房でメンテをしてもらいました。
つまり、我が家にはピアノが無い状況。
無いと言ったら、嘘になりますが写真のような状況なので弾く事は出来ません。
5日間くらいピアノがただの木の箱になっています。
弾かない日は作ってしまうくせに、弾けない日ができてしまうと妙にソワソワしてきます。
つまりこれ、昔経験した恋愛に非常に似ているんですね。
自分の好きなピアノが弾きたいのに弾けない。
自分の好きな人に会いたいのに会えない。
今のピアノと僕の状況を見ると昔の恋愛を思い出すんです。
風の噂で、元カノ達の話が耳に入って来ます。
「あーもうあの時付き合っていた子は結婚しているんだなー」とか「あーあいつはもう子どもいるのかー」とか、知る事があるんですよ。
あの頃は「ずっと一緒にいようね」なんて言ったり、お揃いの物を買ったり。
そうやって青春時代の恋愛をした彼女達も今は1人の立派な女性となっているのです。
きっと僕なんかより、素敵な男性に巡り会えて幸せな家庭を築いている事でしょう。
ピアノと昔の恋愛を重ね合わせて思い出し、感傷に浸っているここ数日です。
嘘です。
そんなこと顧みられる程、器用な恋愛はしてきていません。
結婚だろうが何だろうが勝手にやってて下さい。
まあでも、ピアノが弾けなくてなんか気持ちがスカスカしているのは事実。
そんなこんなで悶々とした日々を過ごしていましたが、
メンテを受けたピアノが我が家に帰ってきました!
弾いてみると、まるで違うピアノを弾いているような感覚になります。
これはメンテナンスして大正解。
ありがとう僕の尿管結石。
シュウ酸カルシウムが金になるんですからね。
もう二度と手術はしたくないですけど。
さあ、あとは録音をどうしていくかです。
色々な方から、色々な機材の助言を受けたりして迷っております。
尿管金で購入しようかな。
もうしばらくはスマホでの直接録音が続きそうです。
スマホの録音だと高音と大音量が必ずと言って良いほど音割れしてしまいます。
スマホ外付けマイクにするか、レコーダーを買ってあとから動画と録音をリンクさせるか。中々難しい悩みです。
まあ今の撮影方法で出来る動画は本当にやかましい音です。
かなり弾く曲に制限をかけてしまっている状況。
僕はそれをもはや騒音レベルだと捉えてしまいます。
せっかく上手く録音できたなと思っても聴いてみると最悪。
そして僕はスマホに向かってこう言うのです。
うるせえバカ!
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