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という初サポート記念と僕の快気祝いと致しまして、妻と上野に行ったんですね。
なんせ通院以外の目的で電車を使った遠出したのが久しぶり。
平日なのに人が多いですね。
今回の目的地は2つありまして
『国立西洋美術館』
『アメ横』
国立西洋美術館
国立西洋美術館では現在このような企画展を開催しています。
↓↓
とても良かったです。
前々から行こうと思ってたんですが、僕の股間が悲鳴を上げ、断固として外出を拒否していたので中々足を運べませんでした。
開催期限が2/12までなのでなんとか間に合って良かったですね。
オススメです。
午前中、上野駅に到着。
まずは、美術館に行くので公園改札口へ向かいます。
いやもうね、凄くびっくりした。
駅前がめちゃくちゃ整備されてる。
以前だったら信号待ちをしなくちゃならなかったのに、ロータリー整備されてるんですからね。
信号もなくなっていました。
公園改札から出てすぐのところに東京文化会館があります。
もう遙か昔の話になりますが、各音楽大学のピアノ科代表が学校推薦を受けて出演する演奏会がここで開催されました。
我が大学、何をとち狂ったのか僕を推薦しましてここの小ホールで演奏をした事があります。
藝大筆頭に一流音楽大学のピアノ科のトップが集まってくるんですよ。
二流、いや三流、いやいや四流、いやなんかもう濁流レベルの我が大学からしたら皆様天上人です。
レベルの違いを痛感しましたねー。
とても良い思い出にはなりましたけど。
そこから歩いてすぐの所に美術館があります。
妻は美術鑑賞が好きで結婚前は美術館に行ったりしていたんだそうで。
僕とは出身大学や主専攻が違うとはいえ妻も音大卒。芸術は全般的に好きなようです。
僕は西洋美術館に足を運ぶのは今回で2回目。
コロナ前に1人で来たりしていました。
西洋音楽というものを学んでいた以上、音楽と美術というのは切っても切れない関係にあるので興味を持って調べている時期がありました。
美術の専門的な事までは分かりませんが、割と好きな分野です。
ちなみに今回は常設展+企画展で値段は大人一人500円。
小企画展なので特に課金はないようです。
常設展のみ撮影OKだったので、いくつか紹介したいと思います。
画家については、本当に無知なので良くわからないんですが、前回来た時とても印象に残ってたのがこちらの絵。
果物の新鮮さ、みずみずしさの光の表現がすごい。
音楽史でいうと、バッハが生まれた頃の作品なんですね。
写真が存在しない当時は、こういう絵画を通してを知る機会が多かったんですかね。
次がこちら。
いくつか作品を見ていくとようやく知っている画家の作品が出てきました。
↓↓
ピーテル・ブリューゲル(1525~30?~1569)は現在でいうオランダ地方出身の画家。
彼の息子が父親の多くの複製作品を残しており、その1つが西洋美術館に展示されています。
農村や農民の暮らしを描いた作品が非常に多いのが彼の特徴です。
他にも、絵葉書なんかでよく見かける『バベルの塔』は有名ではないでしょうか。
ウィーンの美術史博物館で本物を見た事があります。
次はこちら
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またもや名前くらいは聞いた事があるよって画家の登場。
アドリアーン・ファン・ユトレヒト(1599~1652)はバロック時代の画家。
静物画を多く描いた事で有名な……
くるみちゃんっっっ!!!!!!!!!
いやまさか、出先でくるみちゃんを見る事になるとは思わなかったぜ。
しかもなんか無様に脚縛られて吊されてるし。
食用として、我々とは馴染みのないウサギですが、昔は今よりメジャーな肉だったようですね。
現代でも、欧州の一部や中国なんかでは食用とされています。
脂身が少なくかなりヘルシーだそうなのですが、僕は食べた事がありません。
ウサギ食べた事あるよって方がいたらコメントで是非味を教えてください。
ちなみにくるみちゃんを食べる予定はございません。
常設展を進むと作品の時代も下ってきます。
ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841~1919)は有名な印象派の画家です。
この絵画は、彼の初期の作品として有名なものの1つですが、こうやって見るとバロック時代の絵画とは大きく異なりますね。
音楽も同時代にフランスで印象主義音楽が興隆します。
ドビュッシーやラヴェルが有名ですが、印象主義音楽を一言にまとめると『ぼやけた音楽』と言ったところでしょうか。
それまでのテーマが明確な音楽と比較すると、雰囲気音楽と良く言われますが、不透明な和声や調性により宙に浮いた感じがします。
絵画にも同じような傾向が見られるんだなと感じたのが、バロックやロココ絵画に比べて人物の輪郭がかなりぼやけているんですよね。それこそ宙に浮いているといった感じ。
背景なんかも写実的に描くというよりは、重ねた色の線だけで表現しようとしているような気がします。それでも何故か上手くまとまっているように見える。
音楽で言うと和声を重ねて、「え?それとそれ重ねるの?不協和音すぎひん?」なんて思っても最終的になんか調和が取れてるような感じ。正にドビュッシーなんかがよく使う手法です。
この時代の絵画は特に音楽と密接に結びついている様な気がします。
本当にこの時代のフランス芸術は凄まじい勢いです。
最後は印象派の巨匠。
クロード・モネ(1840~1926)の作品です。
もはや全く写実的ではないですよね。
この時代になると『写真』が普及してくる事となり、別に写真のような絵が描けてもいらないよね?って風潮が生まれ、恐らく画家達にはリアリズム以外の『何か』が求められるようになって来たのではないのかと思います。
それでこのモネの絵。
実際見てみて「写真では真似出来ないな~」と感じたのは、遠くから見れば見るほどより綺麗でリアルだったという事です。こればかりは撮ってきたものでは伝えられないので残念なのですが…
写真は近くで見ればより細かい事が分かります。
前半で紹介したバロック時代の絵なんてのも写実的ですから、近くで見た方が細かいところまで良く分かります。
しかしモネの絵は、近くで見ると逆に全体が分かりにくい。
凄いチープな表現になってしまうのですが、絵の具がペタペタ塗ってあるだけ。
ですが、絵から離れていくと徐々にそのペタペタ塗ってある絵の具の線1本1本が全体を構成していき作品のタイトルが明確に浮き出てきます。
近くで見ると、「何か良くわからんなー」と思いましたが、実はとても緻密に計算されて描かれているものなんだなと思い感動しました。
ちなみに今回は出来なかったのですが、『睡蓮』を前にしてドビュッシーを聴くのがオススメです。『水の反映』なんかベストマッチ。
現代は、インターネットで見たい絵画を検索すると簡単に鑑賞できますが、やはり現物を見るというのは良いものですね。
『睡蓮』なんて実物寸法(cm)は200.5×201もあるわけですから、まずその大きさの迫力に圧倒されます。
月並みな感想になってしまいますが、現地に足を運んで鑑賞するのが最も有意義だという事が再認識できました。
なお、企画展は写真撮影が出来ないので美術館の話はここまでです。
ブーグローの人物画はとても綺麗でした。
写真が台頭してきた時代にも、リアリズムを追求し続けた画家です。
特に幼女をモデルにした絵画からは並外れた情熱を感じます。
アメ横
いいですか。
ここからガラッと趣向が変わりますよ。
だって、西洋美術館からアメ横ですよ。
その落差たるや。
「腹が減った!!」
一通り美術館を見終わると、時間はもう13時をまわっています。
絵画なんて見てても腹が膨れない。
で、僕がなんかビービー言い始めたのでアメ横に向かうことになります。
ここに来たのは5,6年ぶりです。
この大きい縞ホッケ3尾、赤海老15尾でそれぞれ1,000円です。
ついつい買ってしましました。
↑
これも少し買おうか迷った。
高いからやめたけど。
本当に久々の外出でしたから色々買ったり飲んだりしてしまいましたね。
赤海老と生牡蠣を注文。
数年ぶりに生牡蠣を食べました。
口の中があっという間に『磯味』『海味』になります。
おいしかったー。
チョイのみセット
・赤海老4尾+ビール
・生牡蠣4個+ビール
各1,000円でした。
他にも色々食べました。
上からマグロ串、サザエ串、ホタテ串。
白子とローストビーフとサワー。
あまり飲んだことない青島(チンタオ)ビール。
締めはケバブ。
とにかくめちゃくちゃ人が多かったです。
なんか中東系の外国人や中国人が特に多かったです。
旧正月の期間だからかな。
久しぶりに存分に外出を楽しめました。
改めて体が健康なのは大切だという事が良くわかりましたね。
1ヶ月前は自宅から最寄り駅の往復もままならず、出来たとしても股間が痛くて寝込んでいたわけですから。
医者には、入院や手術をした後は思った以上に心身共に負担がかかっているから無理をしないで少しずつ元の生活に戻していこうと言われています。
徐々に元に戻していければ良いなと思っています。
それで、今の僕の体はというと
歩きすぎた
足が痛い
まだこれ。
完全には戻ってない。
あと海産物を食べ過ぎたせいか、
ちょっとこれが相応しい表現かどうかは分かりかねるのですが、オブラートに包んで言いますと
もの凄く屁が臭いんですね。
ちょっと磯の香りがする。
まあいいか。
楽しかった時間をまた思い出せますね。
退院してから少しポジティブになれました。
良かった良かった。
とても同じ記事の前半に芸術の話題を置いていたとは思えない締めくくりですね。
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