「ねえ、ぴあかな君だよね。これあげるから書いて渡してね。」 初めて入った高校の教室で、彼女は笑顔で1枚の紙を僕に渡してそう言った。 まだ緊張感の漂う入学式の後の出来事である。 視線を手に移すと、それは可愛いキャラクターが描かれたメモ用紙のよう…
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