先日投稿した、『硫黄島の手紙』の音楽の中にはラッパ(喇叭)も多く登場します。
古来より軍隊とラッパは、切っても切れない関係にあります。
ラッパの高い音は轟音鳴り響く戦場でも目立つので、兵隊に指揮官の命令を伝える信号音としてうってつけでした。
戦場での伝達手段が、無線に取って代わられるまでは、様々な命令(「進め」「突撃」等)がラッパによって伝えられていたわけです。
また現代の自衛隊では、日常生活や式典の中で、ラッパの使用が旧軍より引き継がれています。
日本に軍隊ラッパが持ち込まれたのは幕末です。
ビューグルというラッパ。
トランペットのようなバルブやピストンがなく、唇の形や息によってのみ音程の調節をします。
僕は、音大生時代に良く金管楽器の友人達の伴奏をしていました。
たまにサブの楽器を借りて吹かせてもらいましたが、ピアノ科で管楽器未経験の僕は一音出すのでも精一杯。
やっと基本の音が出ても、唇の形や息の圧力だけで音を変えるなんてとても無理無理。
鍵盤を叩けばとりあえず音は出るピアノよりも難しいことやってんだなーといつも感心したものです。
今回投稿したのは、旧日本陸軍の信号ラッパ(喇叭)。
①起床 ②消灯 ③突撃 ④食事
各信号ラッパに、当時の兵隊さんがつけた歌詞の一例を載せています。
動画はこちらから ↓ ↓ ↓
軍隊ラッパ #鍵盤ハーモニカ#ラッパ#日本陸軍#自衛隊 - YouTube
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今回の動画で用いた楽器は懐かしの鍵盤ハーモニカ。
少しでも管楽器に近づけようとした涙ぐましい努力です。
でも、これ意外とピアノとの相性が良いんです。
アコーディオンの曲を耳コピしてピアノ伴奏付きでやってみたら面白いかも。
少し検討してみようかな。
動画画面でネタバレが発生していますが、④の『食事』はあの有名な『正露丸』のCMの曲です。
明治時代からある胃腸薬で、お世話になった方も多いのではないのでしょうか。
元々は『征露丸』という漢字だったのですが、戦後ロシア(露)を征するって名前はどうなの?って事で現在の漢字になったそうです。
正露丸と言えば、僕が高校の時に、友人が腹痛を訴えて持っていた正露丸を服用しました。
それは白い糖衣を纏っていない独特のにおいを放つ黒い方の正露丸。
その後、友人の体調は良くなり次の日を迎えたのですが、そこで事件。
前日、最後に戸締まりの先生と教室を一緒に出た友人。
その時、正露丸を落として床に散りばめてしまったんですが、何故か誰も気づかず。
翌日の教室は強烈な正露丸臭。直ぐに換気をしてもしばらく異臭は落ちない落ちない。割としっかりしたバイオテロにクラス全員が晒されることになりました。
恐るべき正露丸…