YouTubeチャンネル開設しました。
正確には数日前にチャンネル自体は作ってはいたんですが、動画投稿はしていませんでした。
最初の動画はどうしようかなとか考えていたら、なかなか作業が進まず。
初投稿の動画は、2013年3月に撮影したピアノ演奏動画です。
曲はB.バルトーク(1881-1945)のピアノソナタです。
クラシック音楽に詳しくない方だと「…誰??」ってなるかもしれません。
有名な作品で言うと「ルーマニア民族舞曲」あたりでしょうか。
Béla Bartók - Romanian Folk Dances for String Orchestra Sz.56 BB 68 - YouTube
元はピアノ曲ですが、色々とアレンジされています。
後半が特に有名。テレ朝のビフォーアフターのBGMにもなっていました。
バルトークはハンガリーの作曲家としても著名な民族音楽研究家としても知られています。
彼は、自ら東欧諸国に足を運び民謡や伝承を取材して、研究する事をライフワークとしていました。
主にハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、遠くはアフリカ北部で録音、採譜を行い、その特徴(音階、旋律、リズム)を自らの楽曲に積極的に取り入れています。
それまでの西洋音楽の規範に則った作曲家とは異なり、自ら学術的に分析した民族音楽の要素を作品に反映させているので、国際色豊かな(異質な?)雰囲気が強い作品が多いです。
ピアノ作品の特徴としては、民謡をベースとした短い簡素な旋律の多用、民謡のリズムの多用(1小節毎に変化する変拍子。5/8拍子→7/8拍子等)、調性の不明瞭、ピアノを打楽器的に活用する等が挙げられます。
今回UPしたピアノソナタは、まさにそのようなバルトーク要素がてんこ盛りです。
バルトークは学者肌で、かなり神経質な人だったようです。
自分の作品に演奏時間を指定する程です。
古今東西、作曲家が自分の作品のテンポを指定する事は当たり前になっていますが、厳密に演奏時間を指定する事はありません。
しかし、バルトークの楽譜には終始線の下に一分一秒単位で事細やかに演奏時間が指定されています。
今回、YouTubeにUPしたのは第1楽章のみですが、本来このピアノソナタは3楽章構成の作品です。先日ブログにも書いたとおり、PCから昔のデータが色々発掘されたんですが、動画はこの第1楽章のみ。残念。
実は、第2楽章と第3楽章も同じように録音していたんですが、それらは何処かへ消えてしまいました。第3楽章大好きだったので本当に残念。
10年程前に試験や演奏会で結構弾いていたのですが、その時は全楽章フルで弾いていました。
またその時のように弾けるようになりたいなー。
これから再起奮闘していけるように頑張ります。
動画は不定期ながら、更新していく予定です。
PCでの動画編集も初めてで、撮影機材もスマホ1台です。
色々と拙い部分があるかと思いますが、是非聴いて頂けたらと思います。
励みになりますのでコメントやチャンネル登録よろしくお願い致します。
すごい…いつもの記事より短い。そして真面目だ…