Piakanaの日記

音大ピアノ科卒。クラシック、ポップス、ジャズさまざま弾いています。音楽の事、日常の事など不定期投稿していきます。YouTubeに動画投稿していますのでリンク欄からご覧下さい。

初共演


2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大して、演奏活動に限らず全ての行動に大幅な制限がかけられました。
当時、僕は教育機関でサラリーマンしていましたが、在宅勤務・時短勤務を言い渡されてイレギュラーな勤務をしていました。

来校する訪問者ありきの仕事でしたので、来校禁止!なんて通知があると殆どの仕事が無くなりました。
進められる仕事も少なく、電話対応やとりあえず書類仕事ちまちまやっとくー?程度で何をしてようかと考えながら机に向かって時間を潰していました。
普段、上司や同僚と息抜きに野球や飲み食いの話とかしてましたが、この時は「これからどうなるかね…」というのが必ず会話の最後に出てきました。

2020年の4月に第1回目の緊急事態宣言が発出された時は、これは流石にただならぬ事態だと同僚と話していたのを良く覚えています。
良く職場に出入りしている仲の良い業者の方から全部の学校が休校になるらしいよという話を耳にした時は「日本どーなっちまうんだー」と不安と恐怖に駆られました。
その時と少し前後しますが、子供の頃から大好きだった志村けんがコロナに罹り亡くなったニュースを受けて、より恐怖がじりじりと身近に近づいてきている感じがしました。

その後は、段階的に通常勤務に戻りましたが、1番辛かったのが時短勤務(週3の6時間勤務)から通常勤務に戻った時です。
一度甘い蜜を吸ってしまうと今まで普通にしてきた事がものすごく億劫になります。給料も減らされていなかったので尚更残念。
時短続けよー。とか悠長な事を言ってられる余裕もないほど日本にどんどんコロナが拡大していきます。
ずっと言ってましたけど。

第1回目の緊急事態宣言が発出された頃は、1日の東京での感染者が100人前後、全国の感染者でも500人前後といったところです。
「今日遂に東京の感染者数3桁いったよ」
「これはまずいなぁ…」
毎日夕方にその日の感染者数の発表があり、そんな会話を職場でするのがもはやルーティン化していました。
しかし、慣れというものは恐ろしいもので、今やその数字の推移をあまり気にしなくなってしまいました。
逆にそんな数字で緊急事態宣言出したの⁈と驚く程に。
まあ当時はまだワクチンもなく全てが未知の病だったので異例の対応になるのも納得ですが。

ぴあかなが卒業した音楽大学も6月から授業再開ということになり、マスクの着用や換気を徹底した上で、授業や個人レッスンが行われました。
声楽科や管楽器科なんていうのはダイレクトに飛沫が飛ぶから大変です。学生からは感染に対しての不安から「怖いからまだ授業に出たくない」「ブラスやオケで多人数で一つの場所にいたくない」なんて申し出があったり、「うちの子を通学させて感染したらどうするんですか!」なんてクレームまで来たりと大学側は対応に追われていたようです。


今年の5月から新型コロナウイルスが「第5類」に引き下げられ季節性インフルエンザと同格の扱いになりました。根本的な治療が確立されてないのに5類にしていいの?と思っちゃうのはいけないかな。
とか言うぴあかなも、少し前から8年程定期的に演奏をさせて頂いてるカフェで演奏を再開しています。
お客様が寛いでるところを妨げないようなピアノ曲を選び演奏しています。
いわゆるお客様が身構えて、拍手を受け登場し、演奏をして退場といった演奏会形式ではありませんが、毎回楽しませていただいています。

そして先日、久しぶりに人前に出ての演奏会形式で本番をしてきました。
介護施設での小規模な演奏会でしたが、利用者の方の笑顔がとても眩しくて元気を与えるはずのこちら側が元気をもらって帰ってきました。
この演奏会、ソプラノ歌手の妻との初共演でもありました。
コロナ禍中に結婚したので演奏会どころか結婚式もあげてないんですけど、まあ1つやりたかった事のスタートが切れたかな、ということで今後もまた演奏していきたいと思います。


ぴあかなは主に都内や埼玉県でピアノ演奏をしています。
LIVE告知がOKなものに関しては当ブログやTwitterで宣伝していきますので、宜しくお願い致します。